2010.09.25 SAT
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
0
0
4
0
2
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
1
R
H
6
13
2
3

vsオリックス 第21回戦

残り5試合のうち4試合を戦う眼下の敵・バファローズを討つべく、敵地・京セラドームに乗り込んでの2連戦を迎えました。

マリーンズの先発・成瀬、バファローズの先発・金子千の両投手による投手戦が予想される中、3回に1死から9番・的場、1番・西岡がともに右前安打を放ち、金子千を揺さぶります。

すると4回、3番・井口の二塁打で口火を切ると、4番・金泰均が中前に適時打を放って1対0と先制に成功。5番・福浦も安打で続き、6番・サブローの犠打と8番・清田の四球で2死満塁となります。ここで的場が「バットに当てることだけ考えて必死に振った」と中前にしぶとく運ぶ2点適時打を放って3対0。さらに「とにかく目の前の試合、そしてプレーに集中することが大事」と集中力を高めて弾き返した西岡の打球は中前へ。パ・リーグ史上2人目となるシーズン200本目の安打は適時打となり、4対0と圧倒します。

成瀬は5回までをわずか1安打に抑える好投。試合の主導権を渡しません。

6回、サブローの四球と清田の内野安打などで1死2,3塁と金子千を攻め立てると、続く的場の打球は二遊間を突破する適時打。プロ入り初の猛打賞を記録して5対0。金子千を降板させます。さらに、2番手・古川の変化球を拾った西岡の打球が左翼手の前に弾み、プロ野球記録となるシーズン27回目の猛打賞。「地元・千葉での達成が一番ではあると思うけど、自分が生まれ育った関西での達成は感慨深いものがある」と語る一打で6対0とリードを広げます。

その裏、成瀬は1死から坂口に四球を与えると、荒金に左翼線を破られる適時二塁打を放たれ、6対1と反撃されます。しかし、過去2試合では6回途中に崩れて降板した苦い記憶を断ち切るかのように左腕を振り、後藤、カブレラから連続三振を奪って最少失点に切り抜けます。

7回は2番手・伊藤が四球を出しながらも3人で相手の攻撃を終わらせると、8回は3番手・薮田が力のある投球で3者凡退に仕留めます。

最終回は4番手・小林宏がマウンドへ。四球と味方の失策で1死1,3塁とされると、T-岡田に犠飛を放たれて6対2と迫られますが、反撃をしのいで試合終了。バファローズ打線をわずか3安打に抑える投手リレーを締めくくりました。

成瀬は12勝目、打線も13安打を放って西岡の大記録達成を祝福。明日もバファローズをねじ伏せ、千葉マリンでの「結びの三番」をいい形で迎えましょう!!

西岡選手

-今日のヒーローは200本安打とプロ野球記録のシーズン27回目の猛打賞をマークしました西岡選手です。ナイスバッティングでした。

(西岡)ありがとうございます。

-さて、200本安打という大台に乗りました。今のお気持ちを聞かせてください。

(西岡)チーム状況もクライマックスを目指して頑張っているので、個人的な記録で喜んでいる余裕も無いですし、また明日も試合があるわけですからとりあえず今日勝ってホッとしています。

-そしてその個人の記録で言いますと、201本目の安打がシーズン27回目の猛打賞。日本記録の達成です。

(西岡)ありがとうございます。そういう所に名を刻めるって事はすごく光栄なことだと思いますし、一つ一つ今年頑張ってきた結果がそういう数字につながったと思います。

-本来ですと記録達成は地元・千葉がベストだったかもしれませんが、今日は西岡さんの地元・関西での記録達成となりました。

(西岡)そうですね。この場を借りて言いたいのですが、この世に生んでくれた両親にとにかく感謝したいと思います。

-最近の西岡選手のプレーぶりを見ていますと、その集中力の凄さに我々は驚かされるのですが。

(西岡)いや。最後もあんなしょうもないミスをしてしまったので、気分よく終わりたかったんですけど、そういう所がまだまだ未熟だなと感じました。

-残り4試合。負けられないゲームが続きます。キャプテンから今後の抱負をお願いします。

(西岡)一つ一つ勝って喜んでいる余裕も無いですし、明日も相手のいいピッチャーが来るので、本当にチャレンジャー精神を持って戦っていけたらと思います。

-明日もいいゲームを期待しています。

(西岡)ありがとうございます。

-今日のヒーローは200本安打、そして27回目の猛打賞。西岡選手でした。

vsオリックス 第21回戦

「最後はピンチを招いてしまったが、大事な試合をモノにできた。剛と的場がよくやってくれた。的場は投手を上手くリードし、打つ方でも猛打賞でタイムリーが2本。

4回は無死1,2塁でサブローがしっかりバントを決めてくれたから、的場のタイムリーなどで4点に繋がった。今日いれて5試合。得点チャンスでは誰でもバントはあり得る。今までとは違う形になる。とにかく、負けられない。

剛は本当に素晴らしい。プレッシャーがある中、しっかり自分のバッティングで200安打と猛打賞27回の日本記録。体も万全でない中での記録。今年にかける意気込みがキャンプから違っていた。彼の努力の結果。残り試合もあるわけだから、一本でも多くのヒットを打って欲しい。

先発の成瀬は次の登板も考えて、6回で交代した。ナイスピッチングだった。本人はもう少し投げたがっていたが、十分仕事をしてくれた。明日はビジター最後の試合。明日も勝って千葉に戻りたい。明日の先発はペンだよ」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート