2010.11.13 SAT
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日韓クラブチャンピオンシップ vsSK

日本一の栄冠をつかんだマリーンズの次なる舞台は、日韓クラブチャンピオンシップ。韓国の覇者・SKワイバーンズを相手に、この試合でも「和」の力を結集させ、日韓王者の座を狙います。

先発マウンドに立った唐川は初回、先頭に安打を許すなどして2塁に走者を背負いますが、落ち着いた投球で後続を断ち、無失点の立ち上がりを見せます。

2回には安打と2つの死球で満塁のピンチを招きますが、動じることなく要所を締め、ここも得点を許しません。

唐川を援護したい打線は初回、ワイバーンズ先発の門倉から1番・西岡、2番・清田の連打で無死1,3塁の好機を演出するも、3番・井口、5番・今江の打球はいずれも相手守備に阻まれてしまいます。

しかし2回、7番・里崎、9番・岡田の内野安打などで再び満塁の好機を生み出すと、打席には日本シリーズで大活躍を見せた清田。「今年最後の試合をこれだけのマリーンズファンの中でできるなんて最高」と語る清田の放った打球は、しぶとく中前に抜ける2点適時打となり、2対0と先制に成功します。

「12球団の代表として戦うこの試合の先発を任されたことを誇りに思い、この経験を楽しみながら投げることができました」と振り返る唐川は、心強い援護点をもらった3回以降、持ち前の安定した投球を取り戻し、5回まで1本の安打も許さない圧巻の内容。相手の反撃を許しません。

すると5回裏、先頭の今江が「いい感触で本当に会心でした」という豪快な一発を左翼席へ運び、3対0。日本シリーズMVPを獲得した主軸の一打でリードを広げます。

6回からは唐川の後を受け、薮田が登場。難なく相手打線を無失点に封じると、続く7回にはポストシーズンで大車輪の活躍を見せた内、8回は日本シリーズ胴上げ投手となった伊藤が、いずれも3者凡退に抑える快投を見せます。

3点差のまま迎えた9回には、満を持して守護神・小林宏がマウンドへ。簡単に2死を奪うと、最後は力のある直球で見逃し三振に切って取るなど、危なげない投球で試合を締めました。

序盤、中盤と得点を重ねて試合の主導権を奪うと、投手陣も先発・唐川を始めとした5人の投手リレーで3回以降相手打線に安打を許さない盤石の試合展開。チームスローガンとして掲げてきた「和」の力がこの試合でも発揮され、日本一の名に恥じない、見事な完勝を収めて日韓王者に輝きました!

唐川投手、清田選手

-今日のヒーローはお二人です。まずは先発で5回を2安打ピッチング、素晴らしい内容でした。唐川投手です! 今日はシーズン最後の大事な試合でしたが、大役でしたね?

(唐川)シーズン中ずっと投げられずにいたんですけど、最後に投げさせてもらえたことにすごく感謝しています。

-今シーズンは少しケガもありまして、唐川投手にとってはちょっと不本意なシーズンになったかと思うのですが、最後の大事なところで間に合いましたね?

(唐川)本当にシーズン中も大事な時期があって、その期間投げられずに悔しい思いをしたので、最後に投げられたのは嬉しいです。

-来シーズンは当然ケガ無く1年間ローテーションを守ってほしい、頑張ってほしいというファンの皆さんも思いもあると思います。最後になりますが、メッセージをお願いします!

(唐川)今年もいろいろな方に期待してもらいましたが、その中で結果を残すことができなかったので、来年こそはという気持ちがあります。また応援よろしくお願いします。

-まずは投のヒーロー・唐川投手でした! おめでとうございました。さあそして今度は打のヒーローです。先制タイムリーの清田選手です! ナイスバッティングでした!

(清田)ありがとうございます。

-ポストシーズンから大ブレークですが、今シーズンを振り返っていかがですか?

(清田)本当に一生懸命やっていた結果が、ああやっていいところで打てたりと、いい1年だったかなと思います。

-全国の野球ファンの皆さんに、「き・よ・た」という名前はもう知れ渡りました。

(清田)ありがとうございます(笑)

-だからこそ、来年2年目のシーズンというのは大事だと思いますけれども?

(清田)本当に今年はこうやっていい結果で終われたんですけど、また来年一から頑張ってやっていきたいなと思います。

-では最後に今年1年応援して下さったファンの皆さんに、メッセージをお願いします。

(清田)今年はありがとうございました! 来年もまたこういう舞台に帰ってきたいと思います! 応援よろしくお願いします!

-日韓クラブチャンピオンシップのヒーロー、唐川投手、そして清田選手でした!

西村監督

見事チームを日韓王者に導いた西村監督

-日韓クラブチャンピオンシップ、見事に制したのは千葉ロッテマリーンズ・西村監督です! まず西村監督、今シーズン最後の大一番、日本のチャンピオンと韓国のチャンピオンが戦うこの大一番ですが、どんな気持ちで試合に入りましたか?

(西村監督)我々は日本の12球団代表として出ているわけですから、どうしても負けられないという試合の中で、本当に選手がシーズンと同じゲームをやってくれました。

-今シーズンはずっとチームのスローガン「和」というのをテーマに掲げましたが、その集大成、今日大一番で成就しましたね?

(西村監督)本当に、我々現場、フロント、そしてここにいらっしゃるファンの皆様と、一つになれて戦うことができたんじゃないかなと思います。その結果だと思います。

-西村監督にとって1年目のシーズン、レギュラーシーズンは3位ではありましたけど、日本一、そしてこの韓国を制しての優勝、来シーズンはどんなシーズンになりますかね?

(西村監督)やはりリーグ優勝を目指しているということで、まずリーグ優勝を達成しての日本一、頑張りたいと思います。

-さて、日本シリーズでの胴上げは名古屋でしたが、久しぶりに関東でこの大一番を制しました。せっかくですので、関東に集まったファンの皆様にメッセージをお願いします。

(西村監督)本当に最後の最後まで熱い声援を送って下さいましたファンの皆様方、本当に感謝しています! ありがとうございました!

-見事チャンピオンシップを取りました千葉ロッテマリーンズ、西村監督でした! おめでとうございました!

日韓クラブチャンピオンシップ vsSK

「我々が勝たなくてはいけないプレッシャーの中、選手たちはいつも通りプレーしてくれた。全員が一つになって頑張ってくれた。

SKは主力が抜けていたが強いチームだった。ベストメンバーだったら厳しい戦いになっていただろう。

今年監督として初めてのシーズンが終了したが、本当にコーチ、選手、スタッフたちがよくやってくれた。私の苦労はない。本当に皆さんにサポートしてもらった。

そして、本当に我々に最後まで力を与えてくれたマリーンズファン。今日も多くの声援を受けた。心から感謝を申し上げたい。

来季は是非、今年成し遂げられなかったリーグ優勝。パ・リーグを制して、日本一、アジア一を目指したい」

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