試合情報

初回、ライオンズに先制された直後に根元が同点本塁打を放つと、続く2回裏に井口が勝ち越し3点適時二塁打を記録。勢い付いた打線が終盤まで機能して今季最多得点を奪い、12対4で快勝となりました。

14安打12得点を奪った攻撃陣。その火付け役となった根元と井口の打撃を中心に活躍を振り返りましょう。

0対1で迎えた1回裏。相手先発･石井の低めのスライダーにタイミングを合わせてすくい上げると、高く上がる打球が右翼席に飛び込む4号ソロ本塁打になります。自身のシーズン本塁打数を更新する一発に「良いスイングできましたし、バッティングの状態も良いです」と振り返った根元。連続試合安打も12に伸ばし、上位打線になくてはならない存在となっています。

続く2回裏。7番･大松の安打などで2死満塁の好機を作り、打席に入った井口。リーグ戦再開からここまで無安打でしたが、ここで持ち前の勝負強さを見せます。井口らしく外角低めの直球を右方向へはじき返した打球は、右中間フェンスを直撃する走者一掃の勝ち越し3点適時二塁打に。この当たりについて井口は「このヒットで何か変わってくれたら良いね」と話しました。その言葉通り今日の打撃を機に、本来の調子を取り戻していきましょう。

他の打者陣もチームの勝利に貢献しました。4番･サブローは3安打2打点で今季初の猛打賞。連続試合出塁を20に伸ばすと、昨日のヒーロー･大松も2安打1打点で好調を維持します。1番･荻野貴は7回裏に今季初適時打を放つ活躍。各打者が思い通りの打撃を展開し、マリーンズらしいつなぐ攻撃で加点していきました。

また、9回表には4番手･荻野忠が2009年以来となる1軍のマウンドへ。大歓声で迎えられると、切れのある変化球を使い3者凡退。最後の打者を抑えると、マウンド上で安堵の表情を見せました。役者が一人勝負の舞台に戻り、チームの士気も高まります。

明日は5月3日以来となる京セラドームに乗り込んでのバファローズ戦。果敢な攻撃でバファローズの陣形を打ち破りましょう!

-まずは本当にお帰りなさい! 荻野忠投手です!

(荻野忠)ありがとうございます!

-久しぶりのQVCマリンのマウンドで9回、素晴らしいピッチングを披露しました。率直な感想をお聞かせください。

(荻野忠)やっとスタートラインに立ったと思うので、これからもチームの勝利に貢献できるように頑張りたいです。

-点差は開いていましたが、気迫は十分でしたね?

(荻野忠)久しぶりだったので緊張しました。思い切って投げたので、抑えられて良かったです。

-このゲーム展開の中で、9回いくぞ、と声が掛かったのはどのあたりですか?

(荻野忠)8回終わった時点でそういう風に言われたので、気持ちを入れて投げました。

-荻野忠投手が投げているその姿を見て、多くのファンが涙を流しながらも喜びの歓声を上げていました! ファンに向けて一言お願いします!

(荻野忠)今日はありがとうございました。これからもチームの勝利に貢献できるように頑張ります。応援よろしくお願いします!


-続きまして走者一掃の勝ち越しタイムリー3ベース、井口選手です! ナイスバッティング!

(井口)ありがとうございます!

-2回、大チャンスが巡ってきました。どういった気持ちだったのでしょうか?

(井口)1対1という場面で満塁で回ってきたので、何とか一打で追加点が欲しいという気持ちで打席に入りました。

-ここ数試合ヒットが出なかったという思いもあったので気持ちも入ったのではないですか?

(井口)交流戦以降、ちょっとバッティングで悩んでいたので、良いかたちで一本出てよかったと思います。

-改めてマリーンズファンの皆さんにもご報告しなければならないのですが、オールスター選出、おめでとうございます!

(井口)ありがとうございます! 皆さんのおかげでオールスターに出ることができて、頑張っていきたいと思います。

-オールスターまでの一戦一戦、非常に大切な試合が続くと思いますがいかがでしょうか?

(井口)毎日が大切な試合なので、一戦一戦、みんなで頑張っています。

-終わってみると14安打12得点。マリーンズらしい良い攻撃ができてますね?

(井口)お客さんも楽しめたゲームになったと思います。

-このカード勝ち越して明日からの一戦。ファンの皆さんにメッセージをお願いします!

(井口)明日から3連戦、ビジターで大阪ですけれど、しっかり連勝してまたQVCマリンに戻ってきたいと思います。今日はどうもありがとうございました!