小雨降る寒さが続くなか、石垣春季キャンプは第1クール最終日を迎えました。
実戦形式のメニューには“バントシフト”が新たに加わり、ルーキーの安田選手や永野投手、2年目の種市投手ら若手選手も、正確な判断力が求められる状況で練習を重ねます。全員で活発に声を出し合い、キャンプ初のサインプレーの確認作業は約1時間続きました。
その後、野手は11班に分かれてメイングラウンド、室内練習場、第二球場で同時進行する“打撃廻り”。育成ルーキーの和田選手がコーチ陣から長時間の指導を受ける場面もあり、佐々木投手・関谷投手・東條投手・高野投手は打撃投手を務めました。
午後からは3日連続となるシート打撃を実施。カウント1ボール1ストライクから、5投手が約40球×2セットを投じました。
宮崎投手は打者13人に6安打3四球1奪三振。土肥投手は打者12人に3安打1四球1奪三振。成田投手は打者11人に3安打3四球2奪三振。ルーキーの渡邉投手は打者15人に2安打2四球2奪三振。安江投手は打者11人に3安打1四球3奪三振という結果でした。
野手は井上選手が特大本塁打を放ち、鈴木選手・中村選手・江村選手・平沢選手・清田選手・加藤選手はそれぞれ三塁打を記録。この日も安打を放ったルーキーの菅野選手は、3日間のシート打撃で6打数4安打の結果を残しています。
第1クールを終えた井口監督は「皆が体を作ってきてくれた結果。実戦ができたということはチームとして収穫ですし、ここからいよいよ競争が始まっていく」と総括。
初日こそ雨の影響を受けましたが、4日間で3度のシート打撃を行い、この実戦を見込んで自主トレをした各選手の仕上がり具合には、井口監督も納得の表情。今後は更に試合に活きる密度の高い練習をする方針とのこと。
キャンプインから充実の4日間が終了。明日の休日をはさみ、石垣春季キャンプは次の段階へと進みます。