石垣春季キャンプ第1クール4日目。
この日からチームに合流したボルシンガー投手がさっそくブルペン入り。涌井投手・石川投手らとともに、ルーキーの東妻投手・小島投手・中村稔投手も並んで投球し、井口監督は最後の一球までじっくり見つめていました。
その後、メイングラウンドではキャンプ初のシート打撃を実施。
二軍からの合流メンバーを含む最初の布陣は、キャッチャーが吉田選手、ファーストが井上選手、セカンドが中村選手、サードが鈴木選手、ショートが松田選手、レフトが和田選手、センターが三家選手、ライトが荻野貴選手。他の選手は打者と走者を務め、全員で走攻守を交代していきます。投手陣は、関谷投手・阿部投手・西野投手・チェン投手・成田投手・森投手が打者6人と対戦。島投手は3人と対戦しました。
様々な試合状況を想定して進む中、パーフェクトに抑えた阿部投手、3者連続三振を奪ったチェン投手、盗塁を決めた中村選手、長打を放った安田選手・平沢選手・三木選手など各選手がアピール。菅野選手が放った大きな当たりを好捕した荻野貴選手は、安定した好走塁と、チャンスできっちり犠飛を放つ活躍でした。
2年目を迎えた育成の森投手は、井上選手や中村選手らと対峙して被安打1。「まっすぐ中心で押して、強いボールを真ん中に投げ込もうという気持ちでした。初めて一軍の選手に投げさせてもらって、自分の中で少しは手ごたえがあったかなと思います」と振り返ります。去年の春季キャンプは怪我のため別メニュー。思いきり投球できる今年は「新人と同じ気持ちで頑張ります。まずは怪我をしないこと。いろんな選手に技術や体の使い方を聞いて学んでいきたいです」と充実のキャンプを過ごしている様子でした。
この日も多くの選手が遅くまで練習に励み、室内練習場に角中選手や和田選手らの打球音が響く中、大村コーチとじっくり話し込んでいた鈴木選手はその後さらに打ち込みを続け、選手たちの熱が春季キャンプの緊迫感を作り出していました。